特集：バック・トゥ・ザ・フューチャー４に前向き！【ドクvsビフ】大阪コミコン 2024 セレブ・ステージ

ドクとビフ【クリストファー・ロイド】と【トーマス・F・ウィルソン】が大阪で再開！

By: Ayaka Ozaki May. 10, 2024

特集：バック・トゥ・ザ・フューチャー４に前向き！【ドクvsビフ】大阪コミコン 2024 セレブ・ステージ

クリストファー・ロイドやトーマス・F・ウィルソンらハリウッドスターが5月3日から3日間、インテックス大阪で開催された『大阪コミコン 2024』の為に来日。『大阪コミコン』は海外の有名俳優とのコミュニケーション、映画で使用された小道具の展示などを設けているポップ・カルチャーの祭典。こちらでは映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』（以下BTTF）シリーズで共演した二人が、イベント内で登壇したトークショーの様子をお届けする。

クリストファー・ロイド：BTTFシリーズのドク役で知られている。その他の代表作は映画『アダムス・ファミリー』など。

トーマス・F・ウィルソン：同作の悪役、ビフで一躍有名になった俳優。

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トーマスがカメラを片手に登場。「”大阪こんにちは。"こんなに端の方まで！」と、各方面に手を振るも、センターには「やーめた」。ステージ上のスタッフの手を取ると、繋いでお辞儀。早くもユーモアが溢れている。続いて登場したクリストファーにカメラを向けるトーマス。お茶目にポーズをとるクリストファーは、観客の声援に手を振って応える。

そして早速、ファンからの質問コーナーが始まる。

Q.東京・大阪でコミコンが4回目のクリストファー、日本は毎回どう？

クリストファー：「大昔に初めて日本に来た時、とってもワクワクしていました。毎回帰って来る度に新しい事が出来るのでいつもワクワクしています。大阪コミコンは初めてで、窓際の席から見る街の景色も最高です。」

Q.BTTFの撮影時の思い出は？

トーマス：「『ナイトライダー』の様なアメリカのドラマはやった事がありましたが、BTTFは私の初めての映画でした。今は他の人と同じく楽しみながら、ユーモアを持ちリラックスして出来ますが、その時は映画に歴史的に有名な俳優と一緒に出演することに緊張して、でもなんとか良い仕事をしたいと思い一生懸命挑みました。

クリストファー、マイケル・J・フォックス、リー・トンプソンと今は長年の友人になりましたが、彼らとこれだけ多くの人が心を動かされるパワフルな作品に出るということは、結構ガチガチに緊張していました。その様な映画に出られたことは、本当に素晴らしいことだと思っています。」

Q.BTTFがここまで愛される理由とは？

クリストファー：「時空を超えて旅をすることに、誰しも魅了されると思うんです。もし50年先の時空へ移動することが出来たら、そこはどういうものがあるのか、私に何が出来るのかっていう想像の翼が広がると思うんです。そういう皆んなが興味のあるテーマだった、ということではないでしょうか。」

トーマス：「クリストファーに同意しますが、加えてこの映画が本当にアメイジングなのは、マシーンに乗って未来へ冒険に出るというアドベンチャーも楽しいところだと思います。でも本当に人の心に響くのは、非常にシンプルな小さな物語だからではないでしょうか。

男の子が友達（クリストファーを指して）と一緒に時間を超えて旅をして、その先で父と母に会うんです。そこで両親を好きになれるだろうか、どんな人だろうか、どんな人生を生きているのだろうか…と、もっと両親と理解し合えるんではないかと考える。大きなアドベンチャーもありつつ、家族や友達と共に旅をするという本当に身近なストーリーだからこそ、愛される映画になったのではないでしょうか。」

あの方からのスペシャルメッセージ！

リー・トンプソン：「”こんにちは。”BTTFでロレイン・マクフライを演じましたリー・トンプソンです。大阪コミコンに行けなくて本当にごめんなさい。今カナダで役者の仕事をしています。皆さんがトーマスとクリストファーと素敵な時間を過ごしていることと思います。また次回お会いしましょう。”ありがとー！”」と投げキッス。来日がキャンセルになった、BTTFでマーティーの母を演じたリーからのビデオメッセージがサプライズで届けられた。

それを見たトーマスは、「それだけじゃちょっと足りないなぁ！」と不満そうに腕を組んでジョークを。

Q.BTTF3でトーマス演じるビフが、肥やしに頭から突っ込むシーンが好き。二人のお気に入りのシーンは？

トーマス：「肥やしのシーンはちょっとねぇ…（笑）。私の一番好きなのは、クリストファーとマイケルもその時にいましたが、西部のカウボーイの格好をして、サロンに入るシーンです。それを夢見ない少年なんてアメリカどころか世界中にいないでしょ。再現しますよ。」と、カウボーイブーツの音なども自ら表現し、超リアルに生披露！「...『あんた、名前は！？』...というシーンです。ただそこに立ってるだけなのに皆んな『わっ！』っと逃げて席を空ける場面です。

私は馬ではなく電車に乗る大阪の様な街、フィラデルフィアで育ったので、馬には乗ったり、発砲したり、ロープを振り回したりなんてことはありませんでした。でもそれらの技術全て、ハリウッドのレジェンドと言われるジョン・ウェインやジョン・フォードと働いてきた方々からから学ぶことが出来て、フィラデルフィア出身の少年からすると夢の様でした。」

クリストファー：「沢山あって難しいんですが…。」と考え込む中、咳払いをして自分をアピールするトーマスに笑みを見せる。「ダイアナ妃主催のBTTF2か3のプレミアでロンドンに行った時です。マイケルは出席出来なかったのですが、私はダイアナ妃とお隣の席に座ったんです。もう心から素敵な方でした。それで彼女がそのビフが肥やしに突っ込んでいくシーンで大笑いしていたのを覚えています。」

トーマス：「私もダイアナ妃と居ましたよ。わたしの、隣に座りたがっていたんですけどね。」とライバル心をむき出しに。

Q.アダムスファミリーのフェスターおじさんも大好き。役作りはどうやって？

クリストファー：「なぜ私がその役に選ばれたのかは知らないんですが、私は子供の頃からチャールズ・アダムスの漫画のファンでした。フェスターおじさんのいたずら好きなでユーモなところがお気に入りで、少し通じるものがあるなと感じていました。それから数10年経って電話で『フェスターおじさんを映画でやりませんか？』と、オファーをもらった時は本当に嬉しかったです。」

Q.マイケル・J・フォックスが俳優復活宣言！今後の彼との共演は？

オフマイクで回答し始めるクリストファーに、トーマスがマイクを差し出す。すると「俺のマイクはここにあるよ！馬鹿にするなよ、全く…」とコントの様な掛け合いに、会場は大爆笑。これにはトーマスも、「はいはい、ごめんなさいね！」とジャスチャー。

クリストファー：「是非マイケルと一緒に共演することが出来たら嬉しいです。それがBTTF4であればなのことですがそれ以外でも、また舞台でもご一緒出来たら嬉しいです。」

トーマス：「ヤダね！」と見せかけて、「もちろんです。マイケルは俳優としても、人としても本当に素晴らしい。彼と共演すること自体がとても楽しいんです。2つの意味でとても良くて、1つ目はマイケルが非常にフレンドリーで、一緒にいて一緒にストーリーを作っていくこと自体がとても楽しい。2つ目は彼が演じるという時にはグッと集中する。そういう俳優と一緒に仕事をするのは、本当に素晴らしい体験です。なのでもし機会があれば、そしてもっとギャラが良ければ（ジョーク）是非一緒にしたいと思います。」

ゆりやんレトリィバ、歓喜の涙

特集：バック・トゥ・ザ・フューチャー４に前向き！【ドクvsビフ】大阪コミコン 2024 セレブ・ステージ

トークの後半には、BTTFのファンというゆりやんレトリィバァが登場し二人に花束を贈呈した。おもむろにクリストファーの花束を奪ったトーマスは、我が物顔で観客にアピール。睨むクリストファーを横目に、退場する素振りで笑いをとった。

そして感極まって涙ぐむゆりやんに、トーマスは肩を寄せ慰める。一方、彼女がネタでオナラをしたことに対しては「鏡割りの木槌を持ってきてくれ（笑）。」と呆れ顔のトーマスと、大ウケのクリストファー。

フォトセッションの裏側

オープニング（参照：特集：豪華来日スター9名が集結！大阪コミコン 2024 オープニングセレモニー）同様、クリストファーの頭にイタズラをするトーマス。しかし今回はクリストファーに仕返しされ、会場からは笑いが沸き起こる。手を振るファンにトーマスは「見えてるよ。」と応えると、「アイラブユー！」と叫ぶファン。真似しながら「アイラブユー！」と返すトーマス。テレビカメラへお手振りを頼まれると、二人はニッコリと笑顔を見せた。

「”ありがとうございました。”」と告げカメラを忘れ退場しそうになるトーマス。手にするや否や、自撮り。先にはけて行くクリストファーの退出を待ってると見せかけて、蹴り落とすフリ。最後までエンターテイメントが絶えないステージとなった。

BTTF最新作のⅢから30年以上経った今でも、息ぴったりの二人。マイケル・J・フォックスの俳優復帰が明言された今、このメンバーでBTTF4の実現もそう遠くはないのかも知れない。

※東京コミコン2024の開催が12月6日（金）から12月8日（日）に決定。今回のコミコンを逃した人は要チェック。

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